イタリアワンイのワインボトルを見るとD.O.C.GやD.O.Cという記載を見たことがありませんか?
実はこれはイタリアワインの格付けのランクなんです!
DOCGとは?
DOCGは原産地名称保護制度のことです。
原産地名称保護制度とはワインの品質を保護するために作られた等級の事を言います。
それぞれのカテゴリーを名乗る為には以下の規則を守ってワインを作らなくてはなりません。
- 決められた地域
- 決められた製法
- 決められたワイン
格付けは何段階に分かれている?
現在イタリアワインの格付けは4段階に分かれています。
- D.O.C.G(Denominazione di Origine Controllata e Garantita)統制保証付原産地呼称
- D.O.C( Denominazione di Origine Controllata)統制原産地呼称
- I.G.T(Indicazione Geografica Tipica)保護地理表示
- Vino(Vino da Tavola) テーブルワイン
2009年にはワイン法の改定が行われ、D.O.C.GとD.O.CをまとめてDOPワインとなりましたが、未だにD.O.C.GとD.O.Cは分けて使われていることが多いです。
イタリアワインの格付けの歴史
イタリアワインの生産量は世界の20%以上を占めており、フランスを凌いで世界一の生産量です。
フランスワインで使われている葡萄品種は数種類に限られていますが、イタリアワインに使われる葡萄品種は土着品種だけでも20種類もあります。
イタリアワインの生産者は13万、ワインの種類は20万にも達していると言われています。
この膨大はワインを整理・統制するために1963年にDOC法が設定されました。
- D.O.C.Gは74個
- D.O.Cは約330個
毎年その数は増えていっています。
アダワインで買えるD.O.C.Gワイン
アダワインでは主にトスカーナ州で造られるキャンティがD.O.C.Gのものになります。
キャンティ・ラファエロ・DOCG
サイゼリヤの店舗でも飲むことが出来るキャンティと同じものです。
キャンティ・ルフィナ・リゼルバ
キャンティの樽熟成タイプです。
数あるキャンティの中でも、特に優秀で優れた限定地区、ルフィナで丁寧に丁寧に作られ、2年以上熟成させた、優秀なキャンティ・ルフィナの熟成タイプです。
イル・ポッツォ・キャンティ・ルフィナ・リゼルヴァ・DOCG
上品なキャンティを飲みたい方へお勧めのワイン。
キャンティの中でも優れた限定地区、ルフィナで厳選されたぶどうだけを使い丁寧に熟成された、ゆっくり、じっくり楽しみたい、赤ワインです。
プロセッコ・スペリオーレ・DOCG・ブリュ
フランスのシャンパーニュ、スペインのカヴァと並ぶ世界3大スパークリングのひとつ、イタリアのプロセッコ。プロセッコは世界で一番飲まれているスパークリングワインです。
アダワインで買えるD.O.C.ワイン
バルベーラ・ダルバ・DOC
イタリア国内でも入手困難と言われる伝統的バローロの名作り手、ジュゼッペ・リナルディのワイナリーが作る、バルベーラを使った赤ワインです。バルベーラ特有の酸味がとても穏やかなワインです。
ヴェルデッキオ・クラシコ・DOC
サイゼリヤの店舗でも飲むことが出来るヴェルデッキオと同じものです。
アダワインで買えるI.G.Tワイン
アダワインを代表するI.G.Tワインと言えば、やっぱりサイゼリヤワインの「オスコロッソ・オスコビアンコ」です。
D.O.C.Gでなくても優秀なワイン「スーパータスカン」
近年「スーパータスカン」というワインを耳にしたことがある人も多いかもしれません。
スーパートスカーナまたはスーパータスカンと呼ばれいるこの種類のワインは、イタリアのトスカーナ州で生まれた近代的なスタイルのワインのことを指します。
D.O.C.Gなどの規定にとらわれず、自由な発想で造られた近代的なワインですが、その美味しさから世界中に広く知られています。
スーパータスカンについてはこちらの記事で詳しく解説をしています。
いかがでしたでしょうか。ワインを購入するときに、D.O.C.Gなどの情報も意識してみると、もっとワインを選ぶが楽しくなりますね。
最後まで読んで頂きありがとうございます。
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